歯科関係者へのご案内:シンポジウムを2014年2月2日に開催いたします。
つきやま歯科医院 専門医療 センター長 築山鉄平です。
壁に掛けたカレンダーも最後の一枚となり、何か心急ぐ気分です。今回は2014年2月2日シンポジウム開催のお知らせです。企画主旨は、これから日本の歯科界を背負っていく若い歯科医師、歯科衛生士に対して、歯科先進国に倣う正しい歯科医療のあり方を知ってもらうためのものです。
昨今のテレビ、新聞、週刊誌、インターネットの報道によれば、日本では歯科医師数や歯科医院数が過剰で、ワーキングプアとさえいわれる歯科医師さえ増えていると言われています。単純に考えれば医療供給が十分すぎるということになります。ところが、厚生労働省が発表する歯科疾患実態調査をはじめとするデータをみていると、過去30年間に日本国民が健康な口腔内を獲得したとは到底言えず、日本は先進国であるものの、発展途上国に相当する疾病構造の状態です。それはひとえに「歯医者は痛いときだけ、困ったときだけ行くところ」という認識が未だに広く根付いていること、そしてそれを可能にする歯科医療が安近短に存在するためだと考えています。現段階ではその地域開業医が国民歯科医療の価値観を正しく導く存在であり、その主役を担う健全な思考を持つ歯科医師を育成する事が歯科教育の要となるべきであると考えています。歯大工養成教育ではく、匠にしか興味を示さないような歯科医師には育ってほしくないという思いから、このような企画を計画いたしました。
今回のシンポジウムだけでなく、今後様々な媒体、教育機関を通じて、歯科先進国にならう正しい歯科医療のあり方を発信していく予定です。諸般の事情で、開催日の2月2日は歯科医師国家試験当日という挑戦的な日程ですが、特に学生、研修医、歯科衛生士、卒後5年以内の若い歯科医師にお声かけいただけると幸いです。定員100名と限りがございますので、早めにご連絡のほどよろしくお願いいたします。ご希望の方は下のファイルに必要項目を記入の上、ファックスでご連絡ください。