捻じれたバー
みなさんこんにちは、つきやま歯科医院勤務医の中里と申します。 8月も中旬になり、酷暑のみならずコロナ渦中で落ち着かない日々が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 さて、みなさまはこの下のイラストを見て何をイメージされるでしょうか。 初めて目にする方が多いと思いますが、実はこれは、我々歯科医師が歯を切削するときに使う歯科用のドリルです。 しかし、この曲がっているドリルでは歯を削ることができないですよね。 このイラストは、スウェーデン・マルメ大学のカリオロジー(虫歯)科教授のダン・エリクソン先生が作成した、「捻れたバー」というものです。 このイラストには、ドリルを使って歯を切削する前に、虫歯を予防し、阻止するためにあらゆることをすべきだという提案が含まれています。 世界中どの国でも、虫歯治療というと、削って詰めることを連想されますが、この方法では虫歯を治療できるわけではありません。 まずはこれ以上虫歯を作らないために何をしなければいけないか、という予防に焦点を当てる必要があります。 そのため、つきやま歯科医院では予防先進国の欧米諸国と似たような取り組みを、患者さま全員に行なっております。 口の健康で悩まれている方がいらっしゃいましたら、いつでも、私たちにご相談ください。