新年あけましておめでとうございます。理事長の築山雄次です。
謹賀新年
皆様、あけましておめでとうございます。
院長の築山雄次です。
新しい予防歯科を基礎とする診療室の形をつくり始めて4年が経ちました。
この1年で志し高いスタッフやドクターとともに、その形に実を築くことができました。
当院の新しい形に指導をいただいた熊谷崇先生が昨昨年にNHKプロフェッショナルに取り上げられ、一気に我々の提唱する医療の形を求める人が来院なさいました。
歯科衛生士による高度な予防歯科としっかりとした健康教育ができるようになり、その環境と実力ある歯科衛生士により来院なさった患者さん方には放映された内容同様、もしくはそれ以上のご理解とご納得を得られたと思います。
予防が確立すると、より良い治療が望まれるのは自然なことですが、その高度な治療においても、専門医療センター長同様、米国タフツ大学において当院の木戸淳太先生が4年間の留学を終え米国の補綴専門医資格を取得し帰国しました、当院の専門医療センターの実力をさらに上げることができました。
また、ペンシルバニア大学出身の歯内療法の専門医により副院長の三ヶ尻佳貴先生が専門医基準の歯内療法の教育を1年間受講し、さらに総合診療医としての実力を上げてきました。
総合診療医の嘉村康彦先生もニューヨークのコロンビア大学に米国歯内療法専門医取得を目指して留学勉学中です。
さらに20才以下の子どもの口腔を守り育成する(アンダー20と呼んでいます)スタッフドクターとして小児歯科専門医の渡辺里香に加え矯正の高度な診断を行う目的で著名な矯正専門医の森下格先生を招くことができました。
その結果、成人までのむし歯や歯周病のない美しい歯並びを育てることができ、歯が生えてすぐのお子様、妊婦のお母様の病気にならないためのアプローチも来院者の方に評価されています。
また、新たに3人の総合診療医の採用を行いましたが、厳格な基準で採用され志を同じくするドクターは期待以上の臨床を組み立てています。
口腔外科の専門医の中松耕治先生に加えて、CTの読影を米国のクレイトン大学放射線科教授Douglas K Benn教授に読影を依頼する仕組みも整い、より高度な診断もできるようになりました。
口腔衛生部の歯科衛生士も実力をつけ大きな講演を求められるほどの実績と力を積んできました。
教育において院内・大学はもちろん、対外的にも予防から世界標準の歯周病治療・インプラント学の教育を行う目的で設立された「PHIJ」http://www.phij.netへの教育内容への評価も高く、専門医センター長をはじめ歯科衛生士・総合診療医とともにより効果的な教育に挑み続けます。
当院の歯科衛生士が行う歯科衛生士のためのDH見学セミナーhttp://www.sat-iso.net/inspection/index.htmlも受講者の行動変容を確認する丁寧なアフターフォローで受講医院より高い評価をいただきました。
患者さんセミナー、子どもセミナーも好評で企業からの啓蒙のサポートの申し出もいただいています。
未来を含めた当院の取り組みについて、オーラルフィジシャンチームミーティングで発表を副院長と渡辺先生が発表し好評でした。
縷々、昨年の予防歯科を基本とする世界基準のチーム医療を行う根幹をなす「人」の成長を述べましたが、今後ともよりいっそうの学びを行い、それを患者さん、社会に活かして行く所存です。
私事ですが、今年の賀状を紹介したいと思います。
ここでお話ししていることは「制度が文化を創る」ということですが、これには続きがあります。
日本の医療の制度は「健康保険制度」は健康ではなく病気になってやっと使える「疾病保険制度」なのです。
ドイツの制度の20年前の制度を使い続けているのです。
しかもご存じのように日本は世界一の借金大国(ギリシャの20倍以上)でその中で社会保障費や医療費に拠出することができない状況が目前に来ているのです。
昨年の1月7日付け安倍総理大臣名で「予防には保険は使えないと」文書で通知が出ています。
未だ我々は頑張っていますが、予防医療にとっても正しい医療にとっては逆風の制度が日本の現実でもあり、国の制度はもはや当てにならないのです。
そんな中、世界に目をやると予防こそが医療の本道でもっともコストのかからなく、人々が健康になる医療であることは間違いないなく、現実での模索を行い真の患者利益となるように、私たちは患者さんにとって本当に価値のある医療を行っていくことを宣言し、新年の挨拶といたします。