大分県佐伯市歯科医師会にて講演
つきやま歯科医院 専門医療部 センター長 築山 鉄平です。
年の瀬、いよいよ今年最後の講演になりました。大分市でご開業の土屋嘉都彦先生にこのような貴重な機会を頂戴いたしました。実は佐伯には2011年に帰国してすぐ講演でご招待を頂いており、それ以来2回目の訪問なります。このような講演を繰り返ししていて思うのが、真剣によい歯科医療を提供したいという気持ちをお持ちの先生が意外に多いにも関わらず、それを多くの国民に反映させる日本の歯科医療制度が整っていないなということです。現在の日本の歯科医療制度(国民皆保険)は戦後の発展途上時代に疾病保険として策定されたものなので、当然現在の日本人に全てがフィットするわけではありません。そしてその制度により、日本人の口腔内が改善されてきたかというとこの40年間で大きな変化がないのが現状です。子供の頃は両親の熱意でむしばができることは非常に少なくなりましたが、実は大人のむし歯は減っていないのです。しかしながらこのような環境のせいしないで、私たちは医療制度に過剰に依存することなく、患者さんに最善の歯科医療を提供する努力を惜しんではいけません。そのつきやま歯科の取り組みをさまざまな歯科医療関係者が注目をしていて、このように頻繁な講演の依頼を頂くのです。来たるべき2016年もよりよい歯科医療を患者さんにご提供できるように、最善を尽くしたいと思います。
講演後の質疑応答中のセンター長