院長、産業衛生学会で講演
つきやま歯科医院、院長の築山雄次です。
2011年11月25日に産業衛生学会で講演をする機会を得ました。
なぜ歯科医の私が講演をしたかというと、平成元年より23年以上もの間、長崎にあるS造船所で予防歯科室の運営にかかわってきたからです。
24年前、会社の方がいきなりつきやま歯科医院を訪ねておいでになり、「会社の職員の多くが歯がよろしくなくて時間も費用もかかって困っている」というのが困り事でした。
なぜつきやま歯科医院に相談に来たのかをお訊ねしたところ幾人かの社員の方が「予防をしっかりしてくれて、長い事歯の事で困らない、家族全員そうだ」と話してくれたそうです。
相談を受けたものの予防のことは私は専門だけど、会社の事情や仕組み社員さんのことなどまるで素人。
いっぽう会社の方は歯の事は素人だけど会社の事はプロ。
というわけで、1年あまり予防プログラムを作るためにミーティングを続けました。
かくして独自の産業歯科衛生プログラムが生まれたのですが、会社からも社員さんからも支持され今日まで続いています。
その結果、医療費は下がるし社員さんの家族まで手がける事になり、23年も続けているとむし歯の無い子が沢山育ち、社員さんは治療ではなく予防に歯医者さんに通い、治療知らずの方が増えました。
歯科医院をしながらの事業ですが、今ではそこに専属の衛生士やサポーター歯科医師、サポーター社員さんが増えて時々うかがうだけで済みます。
そんな経過を学会でも発表していたのですが、評価され今日の講演となったわけです。
沢山の企業の方より質問が出て、やっぱり予防はすべての基礎になることだなあと再確認しました。
つきやま歯科医院では長年の蓄積した予防を基礎に一般診療、そして審美歯科インプラント再生医療センターにおいて米国でも認定された専門医療を行っていますが、それが企業や学会でも評価された1日でした。