院内研修を行いました
肌寒い季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
こんにちは。口腔衛生部 歯科衛生士の杉山です。
皆さん、『オーラルフレイル』という言葉はご存知でしょうか。
加齢に伴い、心身の機能が徐々に弱ることで、病気になりやすくなり、要介護の状態に近づくことを『フレイル』と呼びます。
『オーラルフレイル』とは口腔内の機能が弱り、食べる機能の障害に繋がり、全身のフレイルへと繋がっていく過程のことを指します。
そこで今回当院では、東京医科歯科大学大学院の松尾浩一郎先生をお招きして、『口腔機能低下症』について研修を行いました。
オーラルフレイルとは何かというところから、それへと繋がる『口腔機能低下症』についての検査・診断の方法などを教えて頂きました。
口腔機能の低下は目に見えないことと、はっきりとした自覚症状がない事があるため、一つ一つの検査や日頃の観察が重要だという事が分かりました。
口腔内の健康は全身の健康に繋がると言います。むし歯や歯周病に加え、口腔機能についてもさらに勉強していきたい分野だと感じました。
今後の診療に生かしていきたいと思います。