グローバルセミナーを開催致しました。
つきやま歯科医院 総合診療医 嘉村康彦です。去る7月20日にグローバルセミナーを開催しました。今回のグローバルセミナーは、次世代の歯科医療を担う歯科医師、歯科衛生士に日本独特の診療理念や診療スタイルに捕われる事なく、広い視野を持ち、歯科医療に取り組んでもらうことを目的としています。そしてどのように今の日本の現状を打開するのか、具体的な方法も提示できたのではないかと思います。聴講者として、全国各地から100名程の歯科医師や歯科衛生士、学生が参加しました。
当院院長である築山雄次先生の力強いオープニングリマークスにてセミナーは開会しました.当院には歯科衛生士、総合診療医(一般歯科医師)、専門医が在籍しており、3者がしっかりと役割分担をして、患者さんにベストな医療を提供するように尽力しています。多くの日本の歯科診療所には主に一般歯科医師が在籍しています。一般歯科医師がすべての治療を行うわけではなく、自分の範疇を超える場合には、専門医に依頼することが必要になります。例えば、肺がんであれば大学病院などそれ相応の病院で、経験のある医師に処置を依頼しますよね?それと同様に、歯周病の治療やかぶせ物(補綴治療)など、難易度によっては一般歯科医師が手をつけてしまうと良くない結果が出てしまうことがあります。たかが歯周病、たかが被せものではありません。
3者がいかに連携をとるか?そして本来の歯科衛生士の役割とは何か?一般歯科医師はどのように治療を選択し、どのような基準で専門医へ紹介するのか?そして専門医とは何か?何ができるのか?についてつきやま歯科医院の歯科衛生士、一般歯科医師、専門医がレクチャーしました。聴講者の先生方の反響も強く、前向きな質問や意見を頂きました。
今後も同様のセミナー,シンポジウムの開催を予定しているため、志の高い多くの歯科医療従事者に参加して頂くことを願います。